PHP文庫
ム01-03
邑井 操
責任のとり方
邑井さんの全著作に共通していえる特色は、第一に生きた事例、人を感動させるエピソードが豊富に盛られていることだ。語り口のおもしろさは抜群である。人の上に立つ人は、説得技術も重要であるが、邑井さんの著作から、その技術も学ぶことができよう。
第二に、「人間」いかにあるべきか、いかに生きるべきかという問いかけである。
第三に、人間に対する深い理解と愛情が感じられる。邑井さんの書かれたものに感動するのは、話が人生の機微・人情の機微に通じているからである。
責任ある仕事に取り組むことは、人間をすり減らすことではなく、人間を練りあげ、磨きあげてゆくことだ、と著者はいう。そして重い責任を果たすということは、それに匹敵する信用をかち得ることにつながるのだと。
では一体、「責任」をどう受けとめ、またどのように「責任」をとればよいのだろうか?
本書は、積極的かつ効果的な「責任」の果たし方を古今の先人たちの言動をもとに探り、現代ビジネスマンに提示するものである。
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書籍CD
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