世の中でいわれることは、事実だけを受け取って!
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 「凛」という字は、厳しい寒さを表しており、寒さで、キリッと身が引き締まった状態だそうです。

 昨今、「凛」という言葉があまり使われないのは、“キリッとした生き方をする人がいなくなった、ということでしょうか。

 それとも、暖房が行き渡ったためだ、なのでしょうか。

 やはり、凛とした雰囲気を感じ取れる人たちが、少なくなったためなのでしょう!
か21-03
川北義則
 砂漠の真ん中で水筒に半分くらいの水しか残っていないとき、「もう半分しか水がない」と考えるか、「まだ半分残っている」と考えるかによって、生死が左右されるという。「まだ半分水が残っているから、大丈夫、なんとか生きられる」と信じれば、生き抜く気力が湧き、砂漠を乗り切ることもできる。このような考え方が、よくいわれるプラス発想なのである。
 では、どうすれば愉しいプラス発想ができるか。それには普段から、発想の転換をするクセをつけておくとよいだろう。要はいかに、頭をやわらかくおくかだ。
あ20-01
秋庭道博
 どう考えても、われわれは、肉体的にも精神的にも疲れている。疲れた心を抱えているだけでなく、疲れた心のベールによって、前途を閉ざされている。ここから抜け出すためには、開き直って、この宇宙全体のなかに、無心に自分を投げ出してみることだ。そうすることによって、胃のなかの固いかたまりも消えていく。と同時に、これまで見えなかったものが、少しずつ見えるようになってくる。疲れた心が癒されていくのが、自分でもわかるようになってくる。それは、心の健康がいつのまにか回復している証拠である。
か21-12
川北義則
 逆立ちをすれば見える景色は逆転する。それはモノの見方や考え方だって同じことだ。「もう」を「まだ」に「これだけ」を「こんなに」……。たったそれだけのことで、ピンチをチャンスに変えられるのだ。先行き不安なのは当たり前、今が最悪と思うなら、これからはよくなるしかない! そんなふうに考えれば困難に立ち向かう勇気もわいてくる。せっかくの人生をもっと楽しく生きるための心の処方箋。