「他人がどうみているか?」ということが大問題!
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 「前の時代に比べて孤独に弱い世代になっている」ということは、より「他人の目」が気になることを意味している。

 この弊害が社会に起きているのだろう!
か05-03

いま就職をどう考えるか
 もし未来永遠に生きようとする人がいたら、それは愚かな人である。それと同じくらい愚かなのは、自分にはすべてが備わっていなければならないと思うことである。今自分に欠けているものがあるとしても、そんなものなどなくたって就職などできる。……就職しようとするときは、自分について「ないものねだり」をしないことである。
加藤諦三
マ14-01

なぜ心が病むのか
 心の悩みが物の豊富さでは解決できないことを一番よく知っているのは現代の若者であろう。次いで、現代の子供たちを育てる中で次第に気づきはじめている親たちであろう。心のストレスは、物の豊富さにむしろ比例して増えていくことが明らかになっているのである。……これほどまでに文明が進んでも、私たちは素顔の心と心の接触でしか心のストレスが癒しきれないことを、今まさに実感しなければならない。と同時にそれを大事にしなければならない時代になってきている。
町沢静夫
と01-14

宮本武蔵の人生訓
 武蔵は、「強い精神のもちぬし」とされ、スーパースターだと思われている。わたしはそうは思わない。実はわたしたちとおなじように、気が弱く、きずつきやすく、他者との人間関係にくるしみぬいた。
 しかし、彼はそのひとつひとつに真正面からむきあい、解決策をしぼり出し、それを自分を支える哲学に確立していた。しかも自利(エゴイズム)だけでなく利他(他人への愛)を十分に踏まえていた。
 この本は混迷するわたしたちへの、宮本武蔵からのあたたかいエールである。
童門冬二