日本人は「カッコいい、カッコ悪い」という!
「世間体(せけんてい)」という単語で,PHP文庫の各書籍内の文章をさがしてみると、否定的な文章がほとんどだった。自己実現を図るには“世間からもっと自由になれ”という文章だらけだった。
しかし、東日本大震災のニュースがあふれる中、“世間体”という「自分より社会が大事」という文化(恥の文化)が日本に根づいたのは、我々の祖先が、大きな災害の経験の中で蓄積した“生き残っていくための文化”のような気がしてきました。
大きな災害に遭遇すと時には、自己実現を目指す人が多い大都会より、世間体を気にしながら暮している田舎のほうがいいのかな? とも思ったりもします。
ま11-08
元気になれるちょっとした作戦
毎朝起きるのが憂うつ。なぜか仕事がはかどらない。一人で過ごす週末にうんざり……本書は、そんな「今」を変えたいアナタの味方です! 「具だくさんスープ作戦」「先制あいさつ作戦」「夢マップ作戦」など、48の小さな作戦と励ましメッセージが、シュンとしぼんだ心に元気をチャージ。タメ息のかわりに笑顔がこぼれるスマイル・エッセイです。『「しあわせ」のみつけかたOne day Lesson』を改題。
松原惇子
あ20-01
疲れた心をなごませる言葉
どう考えても、われわれは、肉体的にも精神的にも疲れている。疲れた心を抱えているだけでなく、疲れた心のベールによって、前途を閉ざされている。ここから抜け出すためには、開き直って、この宇宙全体のなかに、無心に自分を投げ出してみることだ。そうすることによって、胃のなかの固いかたまりも消えていく。と同時に、これまで見えなかったものが、少しずつ見えるようになってくる。疲れた心が癒されていくのが、自分でもわかるようになってくる。それは、心の健康がいつのまにか回復している証拠である。
秋庭道博
か24-10
ダマされる人・ダマされない人
「○○個限定販売」という言葉に弱い人。他人の性格を…血液型で判断してしまう人。お世辞に乗せられやすい人……。こうした人は、いつかダマされて痛い目に遭う予備軍かも!?
本書は結婚詐欺や霊感商法など、ついダマされてしまう人間の心のスキをついたワナの具体例を分析し、やさしく解説。大衆社会にはびこる“嘘・まやかし”を見抜く目を養い、仕事や人間関係で失敗しない知恵を満載した必読書。
樺 旦純
わ01-07
目に見えないけれど大切なもの
小さな誤解をうけて心が波立つ時。思いがけない挫折にあい、人生にポッカリ穴があいたような気がする日---人は皆、傷いっぱいの日常を生きています。あなたのみじめさやむなしさ、孤独感はきっと、たくましくしなやかな自分を育てる糧になるでしょう。本書は、ひとりの人間としてのシスタ一の日常や、病の経験から学んだことを飾らず、ありのまま綴る珠玉の随想集。愛と励ましの言葉がここにあります。
渡辺和子