金宝山 浄智寺(臨済宗円覚寺派)
鎌倉市山ノ内1402 標高 39.1m
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と、右側に「曇華殿(どんげでん)」の額を掲げた仏殿があります。
 仏殿には、室町時代に造られたという三世仏坐像という向かって左から阿弥陀(あみだ)・釈迦(しゃか)・弥勒(みろく)の各如来(にょらい)が安置され、それぞれ過去・現在・未来を意味するといわれています。

 鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より
 弘安四年(1281)、北条時頼の子・北条宗政が没したとき、宗政の妻と子がその菩提を弔うために建立。開山は宋僧の大休正念(だいきゅうしょうねん)、兀庵普寧(ごったんふねい)、入宋僧の南洲宏海(なんしゅうこうかい)の三僧。
 もともとこの浄智寺は、後ろに控える谷戸一帯に巨大な寺院を構えていたのだが、いくたびかの戦乱を経て衰退し、現在の総門と山門、仏殿だけが残ったという。なかでも、山門は飾楼を兼ねた珍しい門で、歴応三年(1340)に鋳造された銅鐘がいまも残っています。
「世界平和」

  待ち侘びし  和の光さし出でて
    千代の守らん 四方のひとびと
 観世音菩薩立像の向かいに立つ子安観音。

子安観音は、子授けや子育てに御利益があると。
第二の甘露井

 これもお寺さんに聞いた話。庫裏の裏側の竹やぶの前の狸塚の先、墓地の手前に別の甘露井が実在し、こちらは生水も飲用に適するし、沸かしてお茶をいれると、まさしく甘露水、甘味があって、お茶の味が全然違う。それを知って汲みにくる人達もいる。お寺さんでもお茶会その他に使用している。

「鎌倉 趣味の史跡めぐり」長峰 五幸著より




横井戸

「山の水をためて用水に使うため、かなり古い時代に掘ったものと思われます。三十数年前までは、コウモリの棲家になっていました。」
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