かつては「おしくら饅頭」や「馬とび」といった遊びで、子どものころからいろんな人と身体を接触させる遊びを頻繁にやることで、自然に身体感覚は研ぎ澄まされていた。身体が接触することにタフにもなった。
　身体ごとふれ合う関係では当然、身体知や暗黙知を共有していることが多く、それが「言葉にしなくてもお互いにわかり合える」関係をつくっていた。ところがいまは身体を接触させる遊びは極端に少なくなり、学校のフォークダンスでさえ、「気持ち悪い」と嫌がることが増えているという。（「ストレス知らずの対話術」PHP文庫より）

　「友情」と。

次
頁
へ

　へビは古来、信仰の対象として敬われてきた。異様な姿形はもとより、冬に地中へ姿を消し、春の訪れとともに地上に現われる習性が「生命力の再生」を象徴すると捉えられたためである。また、湖沼や河川の水面をすばやく移動する姿からも、特別な霊力を有すると考えられた。
　ここから人々は蛇を他の紙水の神と崇めるようになったと言われる。

　「蛇」について、次のような言葉もあります。
　「海千山干（うみせんやません）」という言葉、この言葉は、海に千年、山に千年住んだ蛇が竜になるという逸話から、さまざまな経験を積んで、世間の裏も表も知り尽くしたずる賢い人、したたかな人という意味です。