妙本寺 祖師堂
鎌倉市大町1-15-1 標高 24.8m
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 境内の奥正面にある祖師堂内には、中央に美しい立派な御宮殿(ごくうでん)ともいわれる厨子(ずし)があり、その中に日蓮上人坐像(にちれんしょうにんざぞう)が安置されています。この像は、身延山(みのぶさん)や本門寺の像とともに日蓮の生前の姿を移した一木から作られた三体の像といわれ、14世紀ごろの作とみられます。御宮殿の右には日蓮の高弟(こうてい)で2世の日朗(にちろう)と比企能員夫妻の像、左に3世の日輪(にちりん)と比企能本夫妻の像が安置されていて、外から格子(こうし)ごしに拝観できます。
 本堂に安置された三宝尊。
 三宝とは仏(釈迦如来)、法(法華経)、僧(日蓮上人)であり、それをひとつの本尊としたものが三宝尊です。

 鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より



 頼朝の死後、実朝の周囲では凄まじい権力争いが起き、骨肉相食む争いだった。頼朝を助け協力したことで幕府の重臣まで昇り詰めた梶原景時、頼朝の乳母で、伊豆流刑時代の頼朝を支えた比企尼の係累・比企能員、兄・頼家の長子の一幡、有力御家人の畠山、和田一族などなど。母・北条政子と外戚の北条氏はそれら有力御家人を次々と粛清していったのです。
 二代将軍源頼家の嫡子 一幡の袖塚。この塚は将軍・頼家の子、一幡の袖を埋めたことに由来する。

 比企の乱で焼け死んだとされている。




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