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道なりに行きます。
右下の墓地にはいろいろな形のお墓があります。江戸時代にはお墓の高さ制限があった時期があるそうです。
裏金を払い、その高さ制限を超えたお墓をつくった人もいたとか、いつの世も同じですね。
先に光明寺が見えてきます。
(左の登る道は、千光寺山に登る道になります。かなり急坂です。)
仏教においては死体は恐れの対象ではありません。人間が死ぬと、ただ自然に戻るにすぎないと考えられています。
また、転生輪廻という考え方があり、死んであの世に還った霊魂(魂)が、この世に何度も生まれ変わってくるため、死体は恐れの対象ではないと考えられた
のでしょう。
ただし、日本人の古来からある死生観が、しぶとく染みついていたため、死者が生き返らないように、埋葬するとき土をかぶせた上に置き、石を乗せるようになったようです。
そこに「お寺ビジネス」を展開していったのでしょ
う。そのビジネスが文化になったようです。