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PHP文庫
ヒ03-01
ひろ さちや
仏教に学ぶ八十八の知恵
 仏教の発展は小乗から大乗へといわれ、それは出家者のみならず在家者にも仏の教えが聞かれねばならないということであるが、根本は一部のエリートだけでなく、すべての人がしあわせにならねばならぬというオシャカさまの願いの表われということができる。わが国の仏教は大乗だが、今の日本はこれと反対の優勝劣敗の原則に支配されている。それへの批判が弱者の側に立とうとの著者の姿勢を打ち出させることになる。
 その大乗仏教が示す根本的な生き方が、本書の主題六波羅蜜である。
 “波羅蜜多”……略して“波羅蜜”とは、「彼岸に到る」という意味である。メラメラと燃える火事の世界からのがれて、向こう岸(彼岸)に渡らねばならないとき、仏教においてその方法は六つあるという。これを“六波羅蜜”といい、どんな凡人でもその方法に従っていけば、人間的成長が得られ、幸福になれるという仏教の教えである。
 本書は、身近なエピソードや仏教にまつわる小話を八十八あげて、“六波羅蜜”を平易に解釈し、人間の生き方を説いた書である。
発行所
書籍CD
初版発行日
著者
題名
副題
解説
紹介
参考
備考
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掲載日
標               題
19/10/10 自分勝手なレッテルを貼っている!
14/02/15 自分の現状をひとまず肯定すること!
11/03/31 可能性を発掘することを心掛けたほうが現実的!