PHP文庫

2006/10/18

は42-01

浜口直太

そのやり方では一生うだつはあがりません

　他の誰よりも知恵をしぼり一所懸命にやっている。なのに、なぜか成果が上がらない。本書の著者も、かつてはそんなビジネスマンの一人だったという。しかし、一人の人物に会って人生が変わった。その人物からは、自分のためでなく、世のため人のために真剣に生きることの大切さを学んだ。その考えを実践すると見る見る運は好転し、いつしか成功者に…。「うだつがあがるコツ」を伝授。文庫書き下ろし。

　私は、宗教家でも、慈善事業家でも、政治家でもありません。むしろ、対極に位置する、食うか食われるかの、利益追求が目的であるビジネスの世界に生きています。
　ですから、その「超」現実主義の場ともいえるビジネスの世界で、本当に世のため人のために生きることが、成功に繋がるのかどうかを試すことにしました。
　結論として、確かに人のために生きていると、ビジネスにおいても確実に成功に近づいていくのがわかりました。なぜなら、ビジネスの成功も、努力もさることながら、運が大きく左右するからです。そして、その運をよくするために最もいい原因を積むことは、世のため人のために生きることなのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　本書「プロローク」より

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