会社選びには「社風」が一番大事。
これはある程度は認識されています。
社風は「行動や意思決定のブレーキになる」、これも納得できます。
しかし、その土地の“風土”について、同じように考えたことがありますか?
多摩川の中学生が殺された事件で、隠岐の島にいれば、殺されずに済んだのに……、と思ってしまいます。
これは、隠岐の島の風土は、きっと「行動や意思決定のブレーキになる」ことが、今でも根づいているのだと思うからでしょう!
これはある程度は認識されています。
社風は「行動や意思決定のブレーキになる」、これも納得できます。
しかし、その土地の“風土”について、同じように考えたことがありますか?
多摩川の中学生が殺された事件で、隠岐の島にいれば、殺されずに済んだのに……、と思ってしまいます。
これは、隠岐の島の風土は、きっと「行動や意思決定のブレーキになる」ことが、今でも根づいているのだと思うからでしょう!
マ06-01
松浦敬紀
本書の中で松浦さんは「社風は企業を動かす目に見えないパワーである」と述べ、また「社風とは一種の生活様式である。不文律ではあるが、企業で社員が何か行動しようという時、意思決定しようという時のよりどころや基準になっている」と定義している。さらにまた、社風の形成要因として企業の目的、事業の性格から始まる10の事項をあげ、これらが複雑にからんでいるのが社風だと述べている。
本書を社風についての理解の糸口にしたいと考える読者には、松浦さんの社風についての定義は以上のようだということを頭に入れた上で読み進めればよいと思う。
本書を社風についての理解の糸口にしたいと考える読者には、松浦さんの社風についての定義は以上のようだということを頭に入れた上で読み進めればよいと思う。
か05-24
加藤諦三
シーベリーは「修羅場をはじめにつくれ」といっている。私はこの「修羅場をはじめにつくれ」という言葉はつぎの意味で至言だと思っている。修羅場が大切な理由はこういうことだ。修羅場を通して人が見える。修羅場がなければみんないい人なのである。修羅場がなければみんな勇気ある人を演じられる。修羅場ではじめて弱い人が見える。ずるく立ち回る人が見える。日ごろ派手なことはしないが逃げない人が見える。そのようなことがわかってはじめて人の上に立って仕事ができる。修羅場こそ人を見る絶好の機会なのである。
は03-02
人を育てるとは、先輩から受けた自分のプラスを、今度は自分が後輩に対して返すことであり、これによって組織は永遠の生命を保って発展する。実際には優れた人びとを数多く育てる人もあれば、まったく育てられぬ人もある。育てる力の個人差は大きく、ときには逆に、人をダメにしてしまう人さえある。この本は、私がいろいろな企業の経営者や幹部に接しているうちに、どうも育て上手の人というのはこういう共通点を持つらしいと考えたことや、私自身の後輩指導の成功失敗から学んだことを100項に分け、整理したものである。