もしも自分が相手の立場だったら!
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 「相手の立場になる」のは、将棋などのように、自分の盤面、相手の盤面の双方が見えるゲームで、練習することがよいのでしょうか。

 トランプや麻雀は、相手の手が見えないので、あくまで“自分の立場”で、ということになります。

 人と接するとき、「将棋盤をひっくり返して見る」と同様なことが、できるようになれれば良いのですが!
さ06-15
斎藤茂太
 携帯電話やパソコンに限らず、子供が機械ばかりに慣れてしまうのは考えものである。機械というものはなんでも人間のいうことをきいてくれるものだ。反抗したり、異を唱えることはない。しかし、生身の人間との付き合いではそうはいかない。機械ばかり使っている人は、相手が自分の思う通りに行動しないことにいらだつようになるのである。栃木県で女性教師を刺殺した少年は、ナイフを出したら相手が怖がるだろうと思ったら、平然としていたのでカッとなって……、と語っている。これも、相手が自分の予想外の反応を示したことへの対応能力の欠如といっていいだろう。
か21-16
川北義則
 大企業の不祥事、無責任なトップ著名人のスキャンダル……。今ほど、“一流”という言葉が揺らいでいる時代はないだろう。本書は、一流と二流の人間を分ける決定的な差は何かを、仕事・恋愛・家庭・生活術など、様々な視点から問い直す。「失敗したときに男の値打ちがわかる」「遊び心が人間を太くする」など、今の自分に迷いを感じたら読むべき、男の人生の羅針盤。『一流の男、二流の男』を改題。
か01-02
河合隼雄/谷川浩司
 価値観が大きく揺れるこの時代……。周りを見ずに、がむしゃらに努力するだけでは決して幸せな人生を送れません。本書は、「心」のエキスパートと「光速の寄せ」の棋士が“あるがまま”を受け入れるための新しい考え方を提唱しています。「物を忘れることで豊かになる」「嫉妬心には可能性がある」「何もしないことに全力を傾注する」など、今を生きる人すべてに読んでほしい一冊。『無為の力』を改題。