か05-24 人を動かす心理学 |
シーベリーは「修羅場をはじめにつくれ」といっている。私はこの「修羅場をはじめにつくれ」という言葉はつぎの意味で至言だと思っている。修羅場が大切な理由はこういうことだ。修羅場を通して人が見える。修羅場がなければみんないい人なのである。修羅場がなければみんな勇気ある人を演じられる。修羅場ではじめて弱い人が見える。ずるく立ち回る人が見える。日ごろ派手なことはしないが逃げない人が見える。そのようなことがわかってはじめて人の上に立って仕事ができる。修羅場こそ人を見る絶好の機会なのである。 | |
加藤諦三 | ||
さ06-28 「生き方オンチ」のための心がラクになる考え方 |
バタバタと空回りして失敗続き、やるべきことをつい先送り……。 そんな自分が嫌になることもあるかもしれない。けれど、ドジやグズは、ちょっと気をつけるだけで改善できるものなのだ。本書には、「安易な『イエス』をなくす」「『捨てられない自分』をまず捨てる」など、生きるのが下手な人に贈るアドバイスが満載。今ある悩みがやわらぐ一冊。『「ドジ・グズ・せっかち」のほうが人生は楽しい』を再編集。 |
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斎藤茂太 | ||
か21-03 人生・愉しみの見つけ方 |
砂漠の真ん中で水筒に半分くらいの水しか残っていないとき、「もう半分しか水がない」と考えるか、「まだ半分残っている」と考えるかによって、生死が左右されるという。「まだ半分水が残っているから、大丈夫、なんとか生きられる」と信じれば、生き抜く気力が湧き、砂漠を乗り切ることもできる。このような考え方が、よくいわれるプラス発想なのである。 では、どうすれば愉しいプラス発想ができるか。それには普段から、発想の転換をするクセをつけておくとよいだろう。要はいかに、頭をやわらかくおくかだ。 |
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川北義則 |