あ20-01 疲れた心をなごませる言葉 |
どう考えても、われわれは、肉体的にも精神的にも疲れている。疲れた心を抱えているだけでなく、疲れた心のベールによって、前途を閉ざされている。ここから抜け出すためには、開き直って、この宇宙全体のなかに、無心に自分を投げ出してみることだ。そうすることによって、胃のなかの固いかたまりも消えていく。と同時に、これまで見えなかったものが、少しずつ見えるようになってくる。疲れた心が癒されていくのが、自分でもわかるようになってくる。それは、心の健康がいつのまにか回復している証拠である。 | |
秋庭道博 | ||
え07-01 そのままの自分を活かす心理学 |
内向的人間は、その内省癖と完全癖のゆえに自分の短所ばかりを過大視しがちだが、外向型の短所、内向型の長所はいくらでもある。肝心なのは、短所を反すうし萎縮することでなく、長所を正当に評価し自己を拡大することだ。……自分の長所や短所を明確化し、自分はどう生きたいのか、どう生きるのがよいかが少しでも見えてくれば、生きる力が湧いてくる。自分に対する見方が変わっただけで、こんなに人間って変わるものか、と周囲が驚くほど、力強く輝いてくるものだ。 | |
榎本博明 |