他人の心をも手荒に乱暴に扱う!
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や18-03

心が軽くなる本
 わたしたちは、ストレスが忙しさや過密なスケジュールによってもたらされると考えてしまいがちです。しかし実際は、その逆。能動的な行為は、むしろストレスを追い払う効力があるのです。ストレスは、受身的な生活や意識にしのび寄ってきます。受身的な心的態度は、相手に対する期待感のほかに相手が期待どおりのことをしてくれないのではないかという疑いや、被害者意識をも運んでくるからです。
山崎房一
カ05-01

愛されなかった時どう生きるか
この本は、劣等感、甘え、不安、攻撃、抑圧などの心理的メカニズムをわかりやすく興味深く展開してくれる。愛を失ったばかりの人には「あなたの愛の本質は?」と著者は問いかける。そして、生きるのが辛い人には、生きるための愛を育てるポイントを提示し、愛の成熟を呼びかける……。
加藤諦三氏には、対人関係での成熟をテーマにした一連の著作があるが、その中でも本書はもっともよくまとめられている一冊といえよう。
加藤諦三
ま14-05

なぜ「いい人」は心を病むのか
 「ノーと言えない人」「真面目な人」……。「いい人」は、なぜ心を病んでしまうのだろうか。それは「いい人」が他人との衝突を恐れ、人に嫌われないように生きようとするからだ。本書は、精神科医である著者が、長年の臨床経験に基づいて、傷つきやすい人の心理を読み解き、人と関わりながら自然に生きるための処方箋を説いた本である。「いい人」が、「必要な人」に生まれ変わるためのきっかけが掴める一冊。
                          本書「はじめに」より
町沢静夫
か05-10

人生の悲劇は「よい子」に始まる
 この本は親子の問題を論じているが、同時に、それを通して自分の潜在的な可能性をどう実現するかを考えたものである。自分が幼い頃に受けた心の傷を無視して生きようとすれば、必ず生きることへの無意味感や、劣等感に悩まされる。心の傷に生涯支配されてしまうのだ。私もその一人であるが、小さい頃「よい子」であることが幸福の条件であると思い込んで、自分の本性を裏切り続けてきた人がいる。そこで、そういう人のために、人間にとって最善の生き方とはどのようなものか考えていきたいと思う。
加藤諦三