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ボケを運んでくる最大の要素は、孤独であること!
サ06-01

元気が涌き出る本
なによりも、本書はウソがない。さすが、栄誉ある勲二等瑞宝章を受賞された、精神保健業務に永年寄与された著者だけのことはある。文章も実に気取りがなく、まことに酒脱に進行していく。著者のお人柄のなせることかもしれないが、やはりプロのなせる図書。読者層を毎日ストレスに悩む一般サラリーマンに当てているとしても、わたしのような健康な年寄りが読んでも、実に読み応えがある。
斉藤氏が、「楽しく生きる、つまらなく生きるも、本人次第である。人生八十年、大いに楽しく生きてみようではないか」と結ぶ言葉には、全く同感といわざるを得ない。
斉藤茂太
か24-12

頭をスッキリさせる頭脳管理術
 いくら働けども、思うように仕事の成果が上がらない。人間関係でも、何かと神経を尖らせてしまう。ビジネスマンの日常生活は、緊張感とストレスが増え続けるばかり。その結果、身体はへトヘト、頭はモヤモヤ、気が散ってさらに能率が上がらない……・。そんな悪循環を断ち切るのが、本書で紹介する「頭脳管理術」だ。心身のリラックスを促し、頭脳の働きを高める具体的ノウハウを満載。文庫書き下ろし。
樺 旦純
か21-03

人生・愉しみの見つけ方
 砂漠の真ん中で水筒に半分くらいの水しか残っていないとき、「もう半分しか水がない」と考えるか、「まだ半分残っている」と考えるかによって、生死が左右されるという。「まだ半分水が残っているから、大丈夫、なんとか生きられる」と信じれば、生き抜く気力が湧き、砂漠を乗り切ることもできる。このような考え方が、よくいわれるプラス発想なのである。
 では、どうすれば愉しいプラス発想ができるか。それには普段から、発想の転換をするクセをつけておくとよいだろう。要はいかに、頭をやわらかくおくかだ。
川北義則
さ06-14

満足できる人生のヒント
 いくつになっても新しいことを恐れず、好奇心をもって挑戦する気持ちさえ失わなければ、思いがけずに新しい事態に直面することになろうと、恐れる必要はない。自分の生き方や養生そのものにプラスになる遊びは大いにやるべきだと思う。マジメ人間が仕事がよくできて出世するとは限らない。逆に融通がきかないため、かえって出世が遅いともいえる。『仕事ができる人は遊びもうまい』とよくいわれるように、適度なストレス解消のための遊びはぜひ必要であろう。
斎藤茂太
参考にした書籍