真言宗 地蔵院
福山市鞆町後地1323-1  標高:8.7m
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 釈迦の没後,弥勒仏が出現するまでの無仏の期間,六道で苦しむ衆生を教化・救済する菩薩。日本では平安時代から広く信仰されるようになりました。密教などでは菩薩形をとるが,一般には左手に宝珠,右手に錫杖を持ち,頭を丸めた僧形の像で親しまれています。六道の救済に当たることから六地蔵の信仰が生まれました。
 また,子供を守り,幼くして死んで賽(さい)の河原で苦しむ子供を救済すると信じられ、子守地蔵・子育地蔵などが生まれました。
 全国でもここだけ歯をのぞかせた観音様「木造十一面観音立像」がおられます。左足を一歩前に踏み出し、今まさに苦しむ人びとを救いに行かんとする構え、尊いです。また金剛健歯観音とも呼ばれ、歯の健康を守る珍しい仏様として全国より信仰を集めています。
  「洗心」
 十三仏(じゅうさんぶつ)は、十王をもとにして、室町時代になってから日本で考えられた、冥界の審理に関わる十三の仏です。また十三回の追善供養(初七日~三十三回忌)をそれぞれ司る仏様としても知られ、主に掛軸にした絵を、法要をはじめあらゆる仏事に飾る風習が伝えられています。
 十三の仏とは、亡くなった人が極楽浄土へと進めるように導いてくれる閻魔王を初めとする冥途の裁判官である十王と、その後の審理(七回忌・十三回忌・三十三回忌)を司る裁判官の本地とされる仏達です。
 十三の仏は、不動明王、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、薬師如来、観音菩薩、勢至菩薩、阿弥陀如来、阿閦如来、大日如来、虚空蔵菩薩、です。
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