円覚寺 大方丈
鎌倉市山ノ内 標高 42.7m
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方丈

 本来は住職が居住する所を、方丈といいましたが、現在は本山行事の中心的な場所となっています。正面向かって右手の奥に「大書院」「小書院」が配置され、右手前の部分は禅宗寺院の台所である「典座」になっております。今の方丈は震災後昭和四年に新築され、平成十年に改修工事が行われました。日常は檀信徒の法要、日曜説教、坐禅会、本山各種研修会、宝物風入、更には講師を招いての夏期講座やチャリティーコンサートなどに使用されています。
方丈内部
柏槇(ビャクシン)
 向いの大末は円覚寺開山、無学祖元禅師により植えられたとの言い伝えから、七百年以上の樹齢だと言われております。幹の中心に樹木医による治療跡が見ることができます。開山様との御縁で平成二十四年に京都、南禅寺に若木が移植されました。
 方丈の裏の庭園に行くため、方丈に向かって左、いったん道路に出ます。




 ここから方丈裏の庭園に入ります。
 方丈裏の庭園。
 夢窓疎石の庭園。
 禅僧・夢窓疎石は『夢中問答』の中で
「人の天性まちまちなる故に、甘き物を好む人もあり、辛き物を愛する人もあり」といっています。
 自分の価値観だけで他人を判断して、否定的にとらえるべきではないといっています。
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