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日蓮辻説法跡。
日蓮が法華経の教えを熱心に説いた場所。震災、干ばつ、病疫などは他宗にあるとし、他宗を激しく批判した。
ここは、明治時代の田中智学(たなかちがく)という学者が、通りの反対側にあった「日蓮上人の腰掛け石」と呼ばれる石を今の位置に移し、周囲を整備したところです。
このあたりは昔、武士の屋敷町と商人の商家町との境になっていたところで、非常に人通りの多いところ
でした。日蓮は、人通りの多い辻々に立ち、法華経の正しいことを熱心に説きました。これを辻説法といい、行った場所を辻説法跡と呼んでいます。
鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より