小動神社 → 浄泉寺へ
距離:100m  標高 出発:19.4m 到着:6.8m 最高:19.4m 最低:5.8m
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十間坂(じっけんざか)

 『太平記(たいへいき)』には、新田義貞の鎌倉攻めのところで、「村岡(むらおか)、片瀬(かたせ)、腰越、十間坂、50余ヵ所に火をつけて、三方から攻め込んだ。」と書かれています。地名が西の方から書かれていますのでい十間坂は腰越に接したところか、または腰越の一部であったと思われます。小動岬(こゆるぎみさき)の東側に、海岸から国道134号線に通じる狭い路地があります。ここを今でも十間坂というそうですから、『太平記』に記された十間坂というのはここのことを指すのではないでしょうか。
 この道は海岸から国道を横切り、浄泉寺の旧山門前を通って西に続いています。昔はこの道を通り東西に行き来していたそうですから、鎌倉に通じる旧本道だったと思われます。さらに昔は浜伝いに往来していたことからも、十間坂はやはりここを指すものと思われます。
 長い問に人家が多くなるにつれて、道幅はだんだん狭くなってきたようです。江ノ電が通ることになって腰越通りがつくられたために、道の両側を広げたといわれますから、十間坂も現在の路地のように狭くなったのではないでしょうか。

(鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より)












 参道を下り、
 道路を横断し、左へ。
(左折後)真っ直ぐ、




 すぐ右が浄泉寺です。