龍口明神社跡
藤沢市片瀬三丁目  標高:14.2m
ウォーキング地図へ
御祭神 … 玉依姫命、五頭龍大神
御創建 … 欽明天皇十三年(西暦552年)

 昭和五十三年に龍のロにあたるこの地より龍の胴にあたる津の新鎌倉山に御遷座され日本三大弁財天として名高い江島神社と夫婦神社として人々に崇敬されています。
 嘗地は鎌倉幕府時代の刑場跡である。幕府の公式記録である『吾妻鏡』には腰越、龍のロに於いて斬首との記載が多く見られる。
 奈良時代の僧・泰澄、一説には鎌倉時代の僧・文覚が龍ロ明神に法味を供養したところ、国に背く悪人が出来した時は首を斬り社頭に掛けよ、との神託を受けた。これによって龍のロが処刑場になったと旧記にある。

 文氷八年(1271)九月十三日子丑の刻(午前二時)、日蓮大聖人は『立正安国論』の諌言により、幕府に捕えられ、この刑場・敷皮石(首の座)にすえられた。しかし処刑の瞬間、時あたかも江の島の方より満月の如き光りものが飛び来りて、執行人共は眼がくらみ、この奇瑞の為、ついに大聖人の首を斬ることが出来なかった。
 かくして此処は日蓮大聖人龍ロ法難の霊場であり、世の安寧の為に身命を賭けられた寂光土と称される所以である。 (案内板より)




龍口寺: