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右折(西)し、少し行きます。
古くから酢を造っているお店があります。
小路(鎮守小路)を通り抜け、本通りに出ます。
[造酢業]
尾道の酢は全国的にみても非常に古い歴史があります。伝承によれば、1582年に灰屋橋本次郎右衛門が尾道で酢作りを始めたとされ、現在の尾道造酢の起源となっています。尾道酢には、北前船で運ばれていた秋田米が使用され
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右の小路に入ります。
、江戸時代中期には、灰屋次郎左衛門が広島藩の御用酢座に任命され、藩の御用品として納入されていました。
作られた酢は、北前船によって各地に運ばれ、現在でも尾道酢の徳利を北前船寄港地でみることができます。新潟県佐渡市宿根木は、北前
船寄港地として有名ですが、地域の資料館には、ヲノミチと書かれた酢徳利が展示されています。こうした酢徳利の全国的な分布は、尾道酢の流通を探るうえで、重要なデータとなります。(「尾道の歴史と遺跡 -近世編-」より 2013年3月発行:尾道市教育委員会)