か24-02 嘘が見ぬける人、見ぬけない人 |
詐欺師はごく自然に人に取り入る天才である。たいして親しくもないのに、身の上話などを持ちかけられたら、それは親しさを作り上げようとしている演出かもしれない。あえて身の上話を持ちかけることで、こんなに親しかったのかという錯誤を起こさせるのである。たいていの詐欺話は、はじめの段階で他人に相談してさえいれば、「そんなの詐欺に決まってるじゃん」ですんでしまう話である。しかし、儲けを独り占めしようなどという欲がはたらいて、自分一人の胸にとどめておこうとすると、事態が客観的に見られなくなる。プロの詐欺師はそこを熟知していて、あらかじめ「内密に願います」などと、外部との接触を断ってから、コトにかかるのである。 | |
樺 旦純 | ||
か05-17 「妬み」を「強さ」に変える心理学 |
私を救うものは政治ではない。私を救うものは学問ではない。私を救うものは宗教ではない。私を救うものは恋ではない。私を救うものは親ではない。私を救うものは友人ではない。私をすくうものは私自身なのだ。方法はただ一つ。たとえ現実がいかに悲惨であっても、あるがままに現実を認識し、それを克服すること。現実は逃れようがない。現実は克服する以外にないのだ。「強くなること!」 | |
加藤諦三 | ||
か09-05 仕事が嫌になったとき読む本 |
仕事を活き活き楽しくしている人はどれくらいいるのだろうか。仕事が楽しみならば人生は楽園だ、仕事が義務ならば人生は地獄だ、ともいわれる。どうせやらなければならない仕事なら、なんとか楽しくやりたいものである。 仕事が嫌だと思うなら、なぜ嫌なのか考えて、嫌な要素を取り除くことも仕事を楽しくするために欠かせない。また常日頃、仕事の楽しさについて考えていなかったならば、この機会にじっくり考えてみることも、これからの長い人生に対して必要なことである。 |
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笠巻勝利 |