まず知ったかぶりを捨てる!
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 「経験でやっていける」これが危険。

 経験でやっていけると意識なくても、自然にそうなってしまうもの。

 意識して経験を捨て、「事実をありのままに、残すことなく、すべてを把握する」こと。

 この姿勢は、年を取れば取るほど必要ですね!
ふ04-11

いますぐ人生をひらこう
 60代半ばになって、今つくづく思うことは、「若いときに、正しく勉強し、人間や自分の使命を知り、若いときから正しく生きてきたら、どんなに人生が有意義でたのしかっただろうか」ということです。私はかなり回り道をしたようです。
 ともかく、若い人たちに向けて、できるだけわかりやすく、「人間の正しいあり方」「使命や役割の見つけ方」「勉強方」「実行法」「正しい生き方」などをまとめた本を、ぜひ書きたいと2年ほど前から考えていました。
 それが、本書の原稿を書こうと決めた理由です。
船井幸雄
ニ03-01

隗(かい)より始めよ
 すでに定説となっていることは、西田さんは本田宗一郎氏と藤沢武夫氏という稀有の創業型経営者の才とアイデアを、実務家として忠実に受け止め、事業の中で実行してきた人ということである。
 しかし、それだけでこの「体験的・ホンダの人間学」と副題のついた本がかかれたとしたら、これほどの声価と反響が得られるとは思えない。たしかに、偉大な創業者と、それを支えて町工場から今日のホンダを築き上げてきた人々の苦闘の歴史とサクセス・ストーリーが背景にあるものの、同時にそれらを西田さんの人生観や人柄というスクリーンに活写することによって、多くの読者を感動させたものといってよい。
西田通弘
な05-09

話力があなたの人生を変える
 世間では現象としてでてくる話術的なことばのうまい使い方を対話力と考えている人が多いようですが、話力は現象に現われたことばの交換だけではないのです。私たちの生活を豊かにし、快適にするための対話力は、頭の健全性、情報の質的な確かさ、心の温かさ、そして対象に対する適切な対応力など総合的なものです。人が対話するときの力は、それを支えている温かみを感じさせる人間性の現われで、密度の高い内容力や良識など、その奥が問われるものであって、単なる物理的な音の羅列ではないのです。
永崎一則