ha31.html へのリンク | ハ03-01 こんな先輩を見習うな |
本書で気付いたことだが、他人や上司に認められる点、言い代えれば出世の糸口といえるものは、すぐ目の前にある。伸びる人間はそれを知って行う。伸びないものは、そんな些細なことは、どうでもいいじゃないかと省みない。いわば、あたりまえのことを行うか、行わないかの違いである。本書では「仕事の基本」を身につけよと教えているが、基本に忠実であれば過ちも少なく、多くの人の共鳴も得られる。 |
畠山芳雄 | ||
と01-08 西郷隆盛の人生訓 |
西郷隆盛自身の人生観として、彼は人を騙すのが嫌いだった。騙すより騙された。そして、そのことのほうが人間として幸福だと思っていた。それは彼の頭の中には常に天という存在があったからだ。人は騙せても天は騙せない、ということを彼は知っていた。……西郷はたとえ一時的に馬鹿をみても、どこかで天が見ている、迂遠の道のように思えるだろうが、人を騙さないで職務に精励すれば、必ずいい報いがあるだろうと慰めてくれているのだ。 | |
童門冬二 | ||
イ01-03 人間学 |
【沈丁華 言葉少なに 別れけり】 こうゆう句を重厚な評論の中にさりげなく配する粋本書から学びたいものだ。本書には数々の古典的叡智、原理原則が説かれているが、それらはいずれも伊藤肇氏固有の喜怒哀楽の情念と「人間」に対する深い洞察によって血の通った生き物になっている。 |
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伊藤 肇 | ||
ま14-03 ありのままの自分に“YES”と言おう |
今やモノに不自由しないとなると幸福のイメージははっきり描くことができないのです。いや幸か不幸か、幸福のイメージは皆それぞれであり、その人がどう描くかにかかっているのです。これは一見良いことだと言えるのですが、この価値観の多様化した、動きの激しい社会の中で自分固有の幸福像を作るのは大変なことなのです。 本書は、あなた自身が幸福のイメージを高め、豊かな時代における幸福感、新しい時代に対応した生き方を見つけるヒントになることを願い、書き綴ってみました。 |
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町沢静夫 |