林神社
厚木市林三丁目  標高 47.6m
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 山の神である大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘の木花之佐久夜毘売命は、たいへんな美人だった。高天原から三種の神器を持って高千穂に降臨した天照大神の孫瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が笠沙(かささ)の御崎(鹿児島県野間半島)で木花之佐久夜毘売に出会い、一目惚れして求婚すると、大山祇神は姉の石長姫(いわながひ)とセットで嫁がせた。
 しかし、姉の方は容貌が芳(かんば)しくなく、無情にも瓊々杵尊が石長姫を返すと、大山祇神は「姉妹そろって差し上げたのは、あなたの子孫が風雪に耐え、岩のように
長く続き、木の花のように華やかに栄えることを願ったものである。石長媛を返したことで、あなたの子孫の命は木の花のように儚くなるだろう」と嘆き、そのため「天皇の寿命が短くなった」と古事記にある。


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