白山神社
厚木市飯山  標高:281.1m
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 昔より雨乞に霊験著しい池があり、 この池は、干ばつの時でも、池の水が涸れることがなく、 それ故、人はこれを霊地と唱え、ここに古い石像、石碑が残存しています。  むかし、行基和尚がこの地に来て、この山に登り、 この池を見た時、霊水の湧き出る清浄な霊地であることを発見して、 この山を霊地と定め、楠木をもって霊御形を彫刻し、 加賀国白山妙理大権現(石川県石川郡に鎮座)を勧請したとあります。
 下って江戸時代の1801年別当龍蔵院隆光は、山上に於いて、修行中に霊夢によって、 同山に秋葉権現と蔵王権現を勧請し、諸難、火難消除の守護とすれば疑なしと云々 近郷、近在の住民、信仰者の力を得て、 白山神社建立を企して、1804年再建をいたしました。
 社殿は、明治初年頃、不時の火災にあいましたが、 御本殿は、現在龍蔵神社社務所の護摩堂を仮殿として、鎮座しております。 山上には只昔を偲ぶ霊地のみが、淋しく残っていましたが 、いつまでもこのままにして置くことは忍びがたいと、 1978年春から、この神社再建の話しが進み、 ここに飯山龍蔵神社関係者を始め氏子及び 一般崇敬者の方々の心温まる御浄財による御寄付を仰ぎ 1980年11月1日再建したものです。
 白山神社は、飯山観音背後の白山(標高284m)の山頂付近の尾根道がある。むかしの道は、平野の道は雑草で視界がわるく、手入れも大変だったので、大きな街道を除き、尾根に道をつくることが多かったのでしょう。崩れても手入れが簡単で、視界が得られやすく、道に迷うことも少ないため、尾根を歩くようになったのでしょう。

 社殿の前には、池(白山池)があって、古くから雨乞いの霊地とされてきた。
 飯山観音(長谷寺)を開いたとされる行基は、この山を登り、霊水が湧き出している池を発見し、加賀国白山妙理大権現を勧請したと伝えられている。
 そして、クスノキで彫られた十一面観音が祀られたという。この十一面観音が現在の飯山観音(長谷寺)の本尊といわれている。
カッパの雨乞い(小鮎地区)

 飯山観音の裏に白山(はくさん)という山があります。その頂上に大きな楠が立っていて、そのかたわらに小さな池があります。白山池といって、不思議な言い伝えがあります。
   
 むかしむかしのことです。白山の麓に住むお百姓さん達は、毎年夏の日照りに苦しんでいました。
 ある夏の日のことでした。一人のお百姓が白山池で釣りをしていました。たくさん釣れたので帰ろうとしましたが、あれ?びくの中に魚は一匹もいません。「どうしたことだ」と辺りを見回すと、魚を口にくわえたカッパがいました。カッパは、お百姓に気付くと、ザンブと池に飛び込みました。怒ったお百姓は、池の水を干し上げてしまいました。
 カッパは頭の皿の水がなくなったので、大いに困りましたが、
 山頂近くにもかかわらず、水があります。
そのうちに雨乞いを始めました。するとどうでしよう。たちまち黒雲がわき起こり、大粒の雨が降り始めました。お百姓はびっくり仰天、村に逃げ帰ってこのことを村人に話しました。
 それから飯山では、日照りが続くと、自山池の水を干し上げて雨乞いをするようになったということで
す。

【出典】『あつぎのむかしむかし』『あつぎ子ども風土記』
  
  




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