松葉谷 妙法寺(日蓮宗)
鎌倉市大町4-7-4 標高 14.7m ~ 32.3m
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 石段の先に仁王門。
 仁王門。
 江戸時代には、特に水戸光圀創建による水戸三昧堂壇林出身の第32世日応、第33世日慈が寺門隆盛に努め、11代将軍家斉はじめ将軍家および徳川御三家、肥後細川家などの尊崇を集めた。総門、仁王門、法華堂が朱塗りであるのは将軍家斉を迎えるためであったとされ、明治中期までは境内に将軍御成の間が
遺されていた。また、現在の本堂は文政年間に肥後細川家により建立されたものである。また、江戸庶民にも信仰され、しばしば江戸において出開帳を行い、隅田川永代橋において日本初とされる川施餓鬼(水死者を弔う施餓鬼)も行っている。


 本堂の右手奥にある朱塗りの仁王門の先に、正面に美しい苔の石段があり、「鎌倉の苔寺(こけでら)」ともいわれますが、この石段は保護のため通ることはできません。新しく作られた脇の石段を上がった山の中腹に、江戸時代の1812年(文化9年)に水戸徳川家が建てたといわれる装飾も見事な法華堂(ほっけどう)があり、公開されていませんが、日叡作といわれる「厄除(やくよ)け祖師」という日蓮上人像が安置されています。

 鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より




 法華堂。 
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