円覚寺 仏殿(臨済宗)
鎌倉市山ノ内 標高:34.4m
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 楼上には十一面観音、十二神将、十六羅漢像が安置されている。
【伝説】 寺名・寺地は、はじめ北条時宗と蘭溪道隆(らんけい どうりゅう)によりえらばれたが、工事を起すと地中から石櫃が現れ、中に円覚経が納められていたため、それにちなんで円覚寺と名づけるいたったという。山号・仏光国師が開堂供養の説法を行っていると一群の白鹿が人びとにまじって聴聞したところ
からえらばれたと伝え、鹿の出現した洞穴-白鹿洞が仏日庵前に残る。白鷺池・国師来朝の際、八幡の神霊が白鷺に化身、国師を導いてこの池に降りたったのを記念して名づけられたという。弁天堂・正安三年に銅鐘を造ろうとした時、何度も鋳造に失敗した。時の住職西硼子曇は大檀那北条貞時に江の以島弁才天
に祈願するよう教えた。指示どおり祈ると弁才天のお告げがあり、宿竜池(正続院内)の底から金銅一塊を得ることができた。それを使い、無事鋳造に成功した。いまも鐘楼そばに弁天堂が建つのは、この奇瑞譚に基づくという。
(「鎌倉 趣味の史跡めぐり」長峰五幸著より)




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