「完成」と思った瞬間、成長はストップする!
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 「完成」という言葉をどう解釈するか。完成の意味は、「物事が完全にでき上がること」です。

 しかし、見方を変えると「今後の成長は“もうない”」ということになります。

 東京を中心とする文化は、完成を目指しており、関西の系列の文化は、あえて未完成にする、という印象を受けます。

 正月のおせち料理の重箱の詰め方は、江戸ではいっぱい詰め込み「昨年の収穫に感謝する」という文化。

 関西は隙間を残し「今年、重箱の隙間を埋めるようにがんばろう」という文化なのでしょう。

 関西は、自然災害だけでなく戦乱のため、一般の人々は数多くの災害を経験した結果、災害の事実は事実として記憶するが、心は常に“前を向いて”いかないと生きていけなかったのでしょう。

 「完全にでき上がった」とする概念を捨てることで、常に前を向いて生きられる文化をつくりあげたのでしょうか!
か09-05
笠巻勝利
 仕事を活き活き楽しくしている人はどれくらいいるのだろうか。仕事が楽しみならば人生は楽園だ、仕事が義務ならば人生は地獄だ、ともいわれる。どうせやらなければならない仕事なら、なんとか楽しくやりたいものである。
 仕事が嫌だと思うなら、なぜ嫌なのか考えて、嫌な要素を取り除くことも仕事を楽しくするために欠かせない。また常日頃、仕事の楽しさについて考えていなかったならば、この機会にじっくり考えてみることも、これからの長い人生に対して必要なことである。
た18-07
月洞 譲
 本書を通読すると、四つの面があることに気がつく,第一は,著者の豊富な読書量から生まれた、古今東西、和漢洋にまたがる該博な知識の部分。第二は、「老荘」の原典を平易に説いた口語訳の部分。第三は、ご自分の身近な体験を述べられた部分。そして第四は、永年の学問研究から導き出された、学究的、考証的部分である。
 読者は、それぞれの興味関心によって、そのどこにウエイトを置いて読んで差支えない。「老子」「荘子」が、読者にいろいろな考え方があることを教えるように、この本も、読み手如何によって、さまざまな読み方が可能である。
あ06-01
田中真澄
 米国では、リストラにあったサラリーマンがベンチャービジネスに取り組み、自己実現の人生を歩むケースが激増している。日本にもそういう時代がまもなくやってくるであろうし、やってこなければおかしい。
 その新しい時代の動きに対応するには、それなりの準備がいる。準備の第一歩は、「一身にして二生を生きる」という人生観の下で、サラリーマンを一つ目の人生として生きた後は、二つ目の人生を自らの力で生きていくぞというチャレンジ精神を抱き、その精神を強固なものにするために、自営の人生を成功裡に生きるための基本動作を徹底して身につけることである。