一体感で結ばれること大事にする日本人!
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 「袖振り合うも多生の縁」…… 知らない人とたまたま道で袖が触れ合うようなちょっとしたことも、前世からの深い因縁であるということ。

 たとえすれ違っただけの人でも、粗雑に、無造作にしていてはいけない、という文化がありました。

 大阪府寝屋川市で中学生の二人が殺された事件でも、この二人を見かけた人は何人かいたことでしょう。

 「早くうちに帰らないと」と、心配した人もいたでしょう。

 しかし、この二人に「声をかけるかどうか」ということについては、迷うところです。「心配して声をかけたのか」、「犯罪を目的として声をかけたのか」、見分けがつかないからです。

 でも、どう思われようとも声をかけるべきなのでしょう。

 むかしからの文化を受け継いでいる町では、声をかけています。それで安全が確保されているのですから!
オ05-01
小此木啓吾
 人眼の心は目にみることができない。目に見えないものを目に見えるようにするためには、符号とか見取図とかが必要である。(中略)
 モラトリアム人間からシゾイド人間へ、自己愛人間、そして操作人間へと、私は現代人の心を読み取りつかむためのこうした符号や見取図を次々に提出してきた、これからの人間像を一つ一つ知ることで、それまで見えなかった現代人の心が目に見えるものになるからである。
ア15-01
青木匡光
 かつてのように三世代にわたる家族が同居して、賑やかな共同生活を営むといった、“触れ合いの原点”が少なくなってきた……したがって、人に会うことに苦手意識をもっている人は、自分の性格が内気だからそうなんだと思い込んで悩むが、実際は性格そのものが原因ではなくて、単に人に会う経験が不足していて、人に馴れていないだけの場合が多い。経験を積むという対人免疫剤をあなたなりにつくり出してしまえば、事は簡単なのだ。
い28-01
稲盛和夫
 運命は生まれたときから決まっていると言われるかもしれません。しかし私は、自分の心、精神を高めていくことによって、運命をも変えることができると信じています。素晴らしい心根というものは、必ず天に通じていくからです。