人間の思考は臆病だ!
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 イスラム教やキリスト教には、“自然を敬う”という思想がないようです。中国も同様です。

 “自然は支配するもの”という考え方が強いようです。

 自然と共存し生き残ることが、最大のテーマだった長い人類の歴史で、自然の神々を捨て去った文明が、キリスト文明、イスラム文明、中国文明なのでしょうか?

 自然に感謝するという思想を失うと、過激な文明に陥っていく可能性が高くなるのでしょうか?
う05-03
梅原 猛/稲盛和夫
 良心を忘れ、宗教心も失い、倫理なき社会に陥った日本。なぜ現代社会は道徳を喪失してしまったのか? なぜ人類は「憎悪の連鎖」を断ち切れないのか? 
 このままでは、地球は修羅場になる!---
 本書は、日本を代表する哲学者と経営者が「哲学をベースにした社会」の構築こそ急務と、胸襟を開いて語り合った憂国対論。不安と混沌の世紀を乗り越えるための知恵がここにある。日本人必読の書。
わ06-04
鷲田小彌太
 いま私たちは、高度情報化社会に生きています。知識や情報が「洪水」のようにあふれる社会で生活しています。情報過多で、知識過剰で、溺れそうだ、という強迫観念にかられている人も少なくないのではないでしょうか。しかし、「過剰」はいいことなのです。浅い水たまりに大きな船を浮かべることはできません。情報に満ちた大海が必要なのです。そこでこそ、自前の海図が有効なのです。特別製のものでなくていいのです。
どこにでも漕ぎ出していけるだけの、自分の身の丈にあったものでいいのです。私は、みなさんが、自前の海図をどのようにして獲得したらいいのか、ということを伝えるとても大きな役目を背負っています。
そ01-10
曾野綾子
 他者との関わりのなかで、自分の価値観を削られていく人たち。他人の言葉を鵜呑みにし、人と同じことを繰り返す、これほど味気ないことはあるまい。人生は、人と違うからこそおもしろい。「叶えられない希望を追うのが人生の美学」「凋落は人間に対する愛である」「現実と折り合えることが強さの証拠」---現実というカべ、生と死、世の中の善と悪を見据え、自分を失わずに生きる人々へ向けた箴言集。