今まで取り組んできたこと
まづ、産業廃棄物の分解作業を受注しました。 当初は、産業廃棄物を分解する受注作業が中心でした。 この作業は、当施設の利用者の方々の特性に応じて、作業環境を整備し、分解に使用する工具類を工夫することで、安全を確保することが必要でした。
この過程で、スタッフやパートナーの方々の経験を生かすことが出来ました。
また、その過程で、スタッフやパートナーの方々の工夫する力を実感し、その後の独自商品の開発につながるのではないか、という思いが湧いてきました。
この作業をして行く中で、発注元のワールド化成株式会社の方から、
1)厚木つばき作業所の仕事のやり方は、施設の利用者に「飽きさせない」、「疲れさせない」、「障害に合った方法」を考えて、「よりよく、スピーディーに」で事業に取り組んでいる。働いている方も一生懸命やられている。
2)厚木つばき作業所は工夫する力があり、たくさんの機械をお持ちなので、「こんな仕事はできないかな」と、新たな仕事の相談ができる。特に難しい仕事の相談は、まず所長に相談に来る。また、新たな仕事を始めるに当たっての手続きなども、いろいろあるが、その手続きもやってもらえる。
などと評価して頂きました。
地域に方々と繋がりの場を持つことができ、また、パン作りに取り組んでいる作業所利用者の方々に感謝しながら、今後も地域との交流を続けたく思い、毎月第4土曜日にバザーというかたちで、販売を続けております。
独自の商品の開発を開始
1.パン作り取組の経過
パン工房の開設は、この作業所と地域との交流を目的に取り組みました。社会福祉法人や企業から、パン工房事業への賛同・協力を得られ実現する事が出来ました。
オープンの初日は、アンパンやシフォンケーキなど4種類のパンを作業所に並べ、地域の人達がパンを求めて来所して頂き、 「おいしかったよ!」 と言っていただくことができました。
その後、地域の福祉関係の施設にパンを供給しております。 パン製造を担当している作業所利用者の方のお母さんが、
・「金曜日は本人が作ったパンを嬉しそうに、持って帰ってくる。一緒に食べる事が本当に嬉しい」、
・「パン作りの本人の担当の水曜日は、自宅からいそいそと機嫌良く、嬉しそうに通所している。この1週間の流れが、末永く続いて欲しい。」
などと言って頂き、作業所としても「よかった……」と胸をなで下ろしております。