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このあたりの地名「佐助」はもとは大町の一部で、佐助ヶ谷の地名で呼ばれていました。佐助の地域名は佐助ヶ谷から名付けられたものですが、その地名の由来については、隠れ里の神が翁(おきな)の姿で夢の中に現われ、佐殿(すけどの)と呼ばれた源頼朝(みなもとのよりとも)に旗挙げをすすめて助けたので、佐助と
いうようになったという伝えと、佐助ヶ谷内に、上総(かずさ)介・千葉介・常陸(ひたち)介の三芥(すけ)の屋敷があったので三芥ヶ谷(さんすけがやつ)と呼ばれ、後にその呼び名がなまって佐助ヶ谷になったという伝えなどがあります。また、北条氏の一族の佐介氏が居住したため地名となったという説もあります。
鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より