本蓮寺
藤沢市片瀬三丁目  標高:9.2m
ウォーキング地図へ
 正面に本堂があります。寺伝では、595年に高句麗(こうくり)から来た僧で、聖徳太子の師である惠慈(えじ)の弟子の義玄(ぎげん)が開山と伝えています。
 1184年(元暦元年)に頼朝(よりとも)が再興(さいこう)して、弥陀山(みださん)大御堂(おおみどう)源立寿寺(げんりゅうじゅじ)といって真言宗(しんごんしゅう)でしたが1304年(嘉元2年)に日秀(にっしゅう)が日蓮宗に改めました。1271年(安末8年)9月12日に日蓮が龍ノロの難をまぬがれてこの寺に泊ったとき、津村の島村采女(うねめ)の妻を安産に導いたので、本尊の日蓮像は子安(こやす)日蓮ともいわれます。
 本堂には本尊の日蓮上人像と三宝本尊がまつられています。

 また、日蓮が龍ノロの法難のとき鎌倉幕府から下された赦免状(しゃめんじょう)の写しが伝えられていたようですが、現在、寺にはありません。
(鎌倉市教育委員会発行「かまくら子ども風土記(13版)」より)