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イ06-03
中国故事に学ぶ 将たるものの行動学 |
一時の寂寞、万古の凄涼
「菜根譚」の第一番目にあたる言葉である。(中略)この解釈は省くが、井原さんはこれについて二つの経験を述べている。埼銀時代のこと、コンピュータ導入について十一人のうち十人が反対、賛成は井原さん一人であった。
常務時代には孤立して今に退任するだろうとまで噂された。それが今日においてはどうか。今やどの銀行もコンピュータを導入している。井原さんの意見は結局は受け入れられた。先見性の勝利であり、まさに“一時の寂寞であった。 |
井上隆一 |
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か05-24
人を動かす心理学 |
シーベリーは「修羅場をはじめにつくれ」といっている。私はこの「修羅場をはじめにつくれ」という言葉はつぎの意味で至言だと思っている。修羅場が大切な理由はこういうことだ。修羅場を通して人が見える。修羅場がなければみんないい人なのである。修羅場がなければみんな勇気ある人を演じられる。修羅場ではじめて弱い人が見える。ずるく立ち回る人が見える。日ごろ派手なことはしないが逃げない人が見える。そのようなことがわかってはじめて人の上に立って仕事ができる。修羅場こそ人を見る絶好の機会なのである。 |
加藤諦三 |
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ツ01-01
野性的リーダーの条件 |
一連の著作の中で鶴巻氏が主張したかったのは,自分の信念を貫いて人生を立派に生き抜くための心の持ち方や知恵である。
「野性的リーダーの条件」も、そいした作品の一つであるが,この著作の特色は,サルやその他の動物の社会の研究の中から、人間社会におけるリーダーシップのあり方を探っている点である。
具体例が興味深く、他の鶴巻の著作と同様あくまでも平易で誰にでも分かり易いので、たとえば、職場の朝礼での話の種なども沢山転がっているのではないかと思う。 |
鶴巻敏夫 |