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シ09-01
仕事がうまくいく心理学 |
優柔不断のダメ人間なのか、あるいは、温厚柔軟なデキル人間なのか。その違いは、「自分が分かっているかどうかにある」と考えられる。自分の個性や性格、技量や特技、周囲からの評価などを正しく把握している人は「自分が分かっている」と言える。自分が分かっている人は、たとえ他人の言動に同調したとしても、自分というものを見失うことはないだろう。したがって、場面が変われば、今度は、自分を生かす工夫をすることができるはずだ。 |
渋谷昌三 |
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さ06-16
本当の愛を手に入れる本 |
「どうせ私なんか」と何事にも、消極的な女性。さらに男性より学問、職業が優先と思っている男っぽい女性。男性との間に自我がぶつかり合い、スパークを起こすおそれがある女性。もてない女性が焦ったり、コンプレックスを持ち続けると、ますます輝きがない女性になってしまいます。しかし、縁は異なものといいますから、いつかは「合う」男性が現われるかもしれません。その出会いまでに、自分を磨くことに精を出してください。決してもてる女性と自分を比較することで時間を無駄にしないでほしいものです。 |
齊藤茂太 |
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サ14-02
嫌いな人とどうつきあうか |
嫌悪感の原因が、ささいなことやアクシデントにあることが分かったら、その人を根っから嫌いにはならないでしょう。本当に嫌いにならないかぎり、人はつきあうものです。つきあえば、前述したように好意も生まれ、少々の嫌悪感は忘れてしまいます。新しい関係が展開され、古いことをカバーしていきます。とにかく、つきあうことが大事なのです。そのためには嫌わないこと、そしてそのためには、嫌いになる原因を知っておくことです。対人心理学はこの点で役に立つといえます。 |
齊藤 勇 |
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し09-05
かくれた自分がわかる心理テスト |
心理テストは、心理学のさまざまな現象を説明するための水先案内人の役割もしています。それぞれの心理テストをしてから本文を読むと、本文の内容が理解しやすくなるはずです。友達と、恋人と、あるいは夫婦で、心理テストをしてみてください。二人の違いやお互いの隠れた自分がわかります。テストの結果をみて、「そうは思えないわ」とか、「よくあたっている」などと、おたがいに話がはずむでしょう。 |
渋谷昌三 |
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た01-05
欲望が人間の器を決める |
人間の器というのは何によって決まるものなのか。私は、人間の器は欲望の大きさによって決まるのではないかと考えている。……もっとも大切なことは、自分がやりたいことをして、人間らしく生きられるかどうかである。欲望こそが人間にプラスのエネルギーをもたらしているもとである。だから、欲望が大きければ大きいほど、あるいは欲望が多ければ多いほど、人間の器は大きくなるはずである。そこには自分の可能性の対する挑戦がある。 |
竹村健一 |