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親しい関係は、自己主張ではなく「思いやり」の上に成り立つ!
ア15-01

人づきあいが苦にならない法
 かつてのように三世代にわたる家族が同居して、賑やかな共同生活を営むといった、“触れ合いの原点”が少なくなってきた……したがって、人に会うことに苦手意識をもっている人は、自分の性格が内気だからそうなんだと思い込んで悩むが、実際は性格そのものが原因ではなくて、単に人に会う経験が不足していて、人に馴れていないだけの場合が多い。経験を積むという対人免疫剤をあなたなりにつくり出してしまえば、事は簡単なのだ。
青木匡光
え07-01

そのままの自分を活かす心理学
 内向的人間は、その内省癖と完全癖のゆえに自分の短所ばかりを過大視しがちだが、外向型の短所、内向型の長所はいくらでもある。肝心なのは、短所を反すうし萎縮することでなく、長所を正当に評価し自己を拡大することだ。……自分の長所や短所を明確化し、自分はどう生きたいのか、どう生きるのがよいかが少しでも見えてくれば、生きる力が湧いてくる。自分に対する見方が変わっただけで、こんなに人間って変わるものか、と周囲が驚くほど、力強く輝いてくるものだ。
榎本博明
カ06-03

「東京」の社会学
  現代の東京は様々な姿で江戸の面影をとどめている。それは天下普請以来の都市改造がすべて部分修正にとどまり、一度もマスタープランの実現されたことの無い都市だからである。こころみに、寛永末期の地図をもって銀座を歩くがよい。370年以前の銀座八丁の町割は、今も八町で基本街路区分は変わっていないのである。東京は欧米にならった近大都市であると同時に,アジア的都市空間の猥雑さと、江戸の伝統をとどめる不可思議な都市である。
加藤秀俊
キ03-01

男時・女時の文明論
ドラマチックで好調な「男時」の時代は短く、停滞と不調の「女時」の時代は長い。豊かさの中で技術革新の停滞、高齢化の進行、勤労意識の変化……日本は今、まさに女時にある、果たして21世紀は? いやその前に、90年代はどうなるのか?
歴史の視点に立って[現代」という時代相を鋭く見つめ、その閉塞状況に警笛を鳴らしつつ、変革への動きを予見する、注目の文明論。
木村尚三郎
参考にした書籍