|
ア05-01
自分を高め会社を動かす99の鉄則 |
「経営者論」「リーダーシップ論」「生きがい論」…と多くのビジネス書か世に送り出されている。が、おおかたの本は、古今東西の偉人、大経営者等、卓越した人物を題材としてとりあげているため、どれも今ひとつ身近な問題としての現実感に乏しい。相手が「エラすぎる」ため、ピンとこないのである。
このような不満を感じていたわたしは、「教訓集」でも「金言集」でもない、いわば「普段着のビジネスマン論」として“自分を高め、会社を動かす”法を展開して見た。 |
新 将命 |
|
サ06-01
元気が涌き出る本 |
なによりも、本書はウソがない。さすが、栄誉ある勲二等瑞宝章を受賞された、精神保健業務に永年寄与された著者だけのことはある。文章も実に気取りがなく、まことに酒脱に進行していく。著者のお人柄のなせることかもしれないが、やはりプロのなせる図書。読者層を毎日ストレスに悩む一般サラリーマンに当てているとしても、わたしのような健康な年寄りが読んでも、実に読み応えがある。
斉藤氏が、「楽しく生きる、つまらなく生きるも、本人次第である。人生八十年、大いに楽しく生きてみようではないか」と結ぶ言葉には、全く同感といわざるを得ない。 |
斉藤茂太 |
|
カ05-01
愛されなかった時どう生きるか |
この本は、劣等感、甘え、不安、攻撃、抑圧などの心理的メカニズムをわかりやすく興味深く展開してくれる。愛を失ったばかりの人には「あなたの愛の本質は?」と著者は問いかける。そして、生きるのが辛い人には、生きるための愛を育てるポイントを提示し、愛の成熟を呼びかける……。
加藤諦三氏には、対人関係での成熟をテーマにした一連の著作があるが、その中でも本書はもっともよくまとめられている一冊といえよう。 |
加藤諦三 |