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「よい商品」だけでは売れない!
イ04-01

なぜ売れないのか
 この本で伊吹さんがいわんとしていることは、冒頭に要約されているとおり、「商品が売れないのは要するに消費者が和の不満を満たしてやらないからだということだと思います。
別に新しいことではありません。そかし、この、いわば当り前のことが「本当には」なかなか分からない。何事でも同じですが「本当に」分かるということは至難の業なのです。
伊吹 卓
こ46-01

トヨタ経営語録
 世界に冠たる企業・トヨタ自動車。販売台数ではフォードを抜き去り世界第2位、収益力では販売トップのゼネラル・モーターズさえも凌駕する。その強さの秘密は一体どこにあるのか。本書はトヨタ歴代リーダーの言葉を集め、解説を加えた経営語録集である。創業以来の経営理念を連綿と継承し、強烈な「危機意識」を共有化してきたトヨタ。最強企業のDNAをトップの言葉に見る。文庫オリジナル。
小宮和行
イ04-02

着眼力
政界中で幾十億という人々が、それでもナニカ Difference のものがないかと血眼になってさがし求めています。今の時代は全世界の人々が同じ時に同じ情報を見、また聞いているのです。こうした条件には Difference はなくなりました。その同じ条件の中でナニを見出すのかはまさに[着眼力]以外にはないのです。マーケティングの出発点がこの「着眼力」であるならば、経営の原点もまた「着眼力」ということになるのです。
伊吹 卓
ニ03-01

隗(かい)より始めよ
 すでに定説となっていることは、西田さんは本田宗一郎氏と藤沢武夫氏という稀有の創業型経営者の才とアイデアを、実務家として忠実に受け止め、事業の中で実行してきた人ということである。
 しかし、それだけでこの「体験的・ホンダの人間学」と副題のついた本がかかれたとしたら、これほどの声価と反響が得られるとは思えない。たしかに、偉大な創業者と、それを支えて町工場から今日のホンダを築き上げてきた人々の苦闘の歴史とサクセス・ストーリーが背景にあるものの、同時にそれらを西田さんの人生観や人柄というスクリーンに活写することによって、多くの読者を感動させたものといってよい。
西田通弘
参考にした書籍