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オ07-01

感性革命
この「感性革命」という本の凄さは、全体の半分近くが「感性革命の組織技術」にあてられているとおり、組織とその運営についての新しい提案の書でもあるところにある。マーケティング部門の組織論ではなく、二十一世紀に生き残る企業組織感覚がそこにある。その証拠は、「日本原人」の経営時点にはない組織用語の登場にある、ネットワーキング組織、検眼のない時代、共生の思想といった新しい組織のキーワードが、マーケティングは商品開発や販売促進のツールにとどまるものではなく、経営革新のトータルな戦略そのものなのである。
小川 明

か09-06

目からウロコが落ちる本
 地球上に60億人の人間が生活をしているが、自分のほかにだれ一人関心をもたないような小さなものごとにクヨクヨしていることもあった。
 自分はなんと小さなものごとにとらわれたり、こだわったり、かたよっていたかということに気づくのに、時間がかかりすぎたと思った。
 それにしても、ことばというものはありがたい。本当にちょっとしたことばが人を勇気づけたり、人を活き活きとさせてくれる。
 この本があなたにとって、迷いをとり除いたり、激変の時代を乗り越えるために、すこしでもお役に立てればこのうえない幸せである。
笠巻勝利
ヤ01-02

戦国武将・決断行動学
 この本は何とも興味深い。歴史学のようでそれだけではない。経営書のようでそれだけではない。歴史を見る目と、経営を考える頭と、この二つをふまえて人生学、人間学とも言うべき薬味をきかせて、快適にまとめあげている。これも複眼の思考からなったものと言っていい。
大和勇三
ニ03-01

隗(かい)より始めよ
 すでに定説となっていることは、西田さんは本田宗一郎氏と藤沢武夫氏という稀有の創業型経営者の才とアイデアを、実務家として忠実に受け止め、事業の中で実行してきた人ということである。
 しかし、それだけでこの「体験的・ホンダの人間学」と副題のついた本がかかれたとしたら、これほどの声価と反響が得られるとは思えない。たしかに、偉大な創業者と、それを支えて町工場から今日のホンダを築き上げてきた人々の苦闘の歴史とサクセス・ストーリーが背景にあるものの、同時にそれらを西田さんの人生観や人柄というスクリーンに活写することによって、多くの読者を感動させたものといってよい。
西田通弘
「社会の変化」には“自らの変化”で対応!
参考にした書籍