Topへ
参考にした書籍
「人のため」は自分のためだと!
ヨ03-01

なぜ「他人の眼」が気になるのか
 私たち日本人はとくに他人の存在や眼が気になる国民である。かつて、文化人類学者のルース・ベネディクトは日本の文化を西洋の「罪の文化」と対比させ「恥の文化」と呼んだ。他人から後指をさされないよう、あざけられないよう、馬鹿にされないように行動するというのである。自分自身の判断よりも、他人がどう思うかが大切なのである。恥をかくことがもっとも屈辱的なことなのである。
……このようなベネディクトの主張が正しいかどうかは別にしても、私たち日本人は他人を意識し過ぎていると思われる。
依田 明
カ05-01

愛されなかった時どう生きるか
この本は、劣等感、甘え、不安、攻撃、抑圧などの心理的メカニズムをわかりやすく興味深く展開してくれる。愛を失ったばかりの人には「あなたの愛の本質は?」と著者は問いかける。そして、生きるのが辛い人には、生きるための愛を育てるポイントを提示し、愛の成熟を呼びかける……。
加藤諦三氏には、対人関係での成熟をテーマにした一連の著作があるが、その中でも本書はもっともよくまとめられている一冊といえよう。
加藤諦三
サ06-01

元気が涌き出る本
なによりも、本書はウソがない。さすが、栄誉ある勲二等瑞宝章を受賞された、精神保健業務に永年寄与された著者だけのことはある。文章も実に気取りがなく、まことに酒脱に進行していく。著者のお人柄のなせることかもしれないが、やはりプロのなせる図書。読者層を毎日ストレスに悩む一般サラリーマンに当てているとしても、わたしのような健康な年寄りが読んでも、実に読み応えがある。
斉藤氏が、「楽しく生きる、つまらなく生きるも、本人次第である。人生八十年、大いに楽しく生きてみようではないか」と結ぶ言葉には、全く同感といわざるを得ない。
斉藤茂太
コ03-01

説得力
自分を理解させるには? 人を見抜くには? 相手の反抗を和らげるには? 人を心からやる気にさせるには? 自分の思うとおりに相手を動かすには? ……日常の人間関係や部下指導から複雑なビジネス折衝まで、「説得」のノウハウのすべてを簡明に説き明かし、日米両国で大反響を呼んだ名著、待望の文庫化。
ロバート・コンクリン